福島県 二岐(ふたまた)温泉・大丸あすなろ荘 平成12年12月9日
二岐(ふたまた)温泉は福島県でも一二を争う秘湯中の秘湯で、当然、交通は不便である。
開湯は平安時代に遡る。江戸時代には南会津の隠し湯といわれ、一般の出入りは禁じられていた。大丸あすなろ荘はその時代からの湯宿でここでは最も古い宿。
左は、大丸あすなろ荘の入口。
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下の写真は、大丸あすなろ荘の内湯(外は内湯とつながる露天風呂) |
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駐車場からなだらかな坂を下りてゆくと、茅葺き屋根の入り口が現れる。高級料亭の趣である。建物は鉄筋4階建て、若干の失望感は拭えない。
風呂は数種類の露天風呂(男2、女2)と充分な広さの内風呂(男1、女1、岩風呂1)からなり、二岐川の河畔に自然湧出する源泉から引いている。
岩風呂は1,700年台に作られたもので、元々は露天風呂であった。
2つの露天風呂(男)、目の前は二岐川の清流。右の露天風呂は小さい。 | |||||
岩風呂は1,700年台に作られたもので、元々は露天風呂であった。
宿自慢の岩風呂、湯船そのものが源泉、自噴。 | ||||
露天風呂は無色透明な澄んだ湯があふれ、湯に浸れば二岐川の自然が楽しめる。
湯は、さら湯で軽い。
泉質は硫酸塩泉、 効能は切り傷、火傷、皮膚病、胃腸病など。
福島県岩瀬郡天栄村二岐温泉
電話0248-84-2311
宿泊:18,000円〜25,000円
入浴のみ:700円 時問:AM11:00〜PM2:30
料金が高すぎるのが難点。
交通:東北新幹線新白河駅から送迎バスで1時間
車 :東北自動車道白河ICから県道37・R118経由40Km
温泉作家 簾田彰夫(みすだあきお) (★★)