アーサーおじさんのデジタルエッセイ548
日本鑑定トップ | デジタルエッセイ目次 | 前に戻る | 次へ進む さて、TOEICや英検があるように、「日本語検定」という試験がある。
もちろんこれは在日外国人が自分の日本語能力を必要なところに示すために指標とするためにあるのだろう。
ここで以下のような問題があったらしい(嘘かも知れない)。
面白いので紹介しよう−−−(Mさん、ネタ借りますよ。)
問:以下の言葉を使った短文を作りなさい。
1)「うってかわって」
2)「あたかも」
ある外国人の「すばらしい」答えがある。
1)私の友人は、麻薬を「うってかわって」しまった。
2)冷蔵庫に牛乳の残りが「あたかも」しれない。
うーーん、生活感もあるし、よく出来ているではないか。何がいけないのか。
このエッセイをいつも読んでくれている、友人のIさん(在日米国人)に似た話があった。
私)「ハモンセラーノを『真空パック』でもらったんだ。真空って分かる?」
彼女)「分かるよ、これくらいの大きさの『一人分くらいのビニールのパック』でしょう」
まだ変だ。
よーく話すと『シングル・パック』という理解であると分かった。
なるほどこれでも通じる。
実際にそんなに不都合はないかもしれない。
私は小学生の頃、「南総里見八犬伝」というのは、里見という医者がある細菌を「発見」した伝記だと思っていた。
また私の息子は小さい頃、「ディズニーランド」をはっきりと「ネズミーランド」と発音していた。
私たちが外国で暮らせば、そんなことは頻繁にあるかもしれない。
確認の付け合わせをする機会はないので気付かずに過ぎてしまう。
ある米国人のエピソードに「アリガトウ」を覚えるのに、「ワニ」で覚えた。
「アリゲーター!」と言えば通じるからだ。
けれども、肝心の時に「クロコダイル!」と言ったとか。(でも、たぶん通じたのではないか。)
ただしスペイン語には間違えてはいけないタブーがあるのは有名だ。
好きでもない男に突然にキスを迫られた時には「ダメ(Dame!)」と言ってはダメなのである。
なぜ?
「ちょうだい(私に)」と言う意味であるから。
ピストルを突きつけられても同じ。
弾丸を一発食らうだろう。
タイでは美人に向かって「きれい!」
といってはまずい、らしい。
◎ノノ◎
(・●・)
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「また、お会いしましょ」 2011年6月25日更新