アーサーおじさんのデジタルエッセイ374
日本鑑定トップ | デジタルエッセイ目次 | 前に戻る | 次へ進む 一応、人生は一回ということになっているので、世の中の結構大変な課題を沢山こなすということはできない。
しっかりと頑張って、世間でちょっとは知れた仕事をするという場合でも、結構いっぱい、いっぱいなのではないか。
中年までしっかりやってみてから「あ、これ違う。まずった!」ということもある。
地位や名声、それによる収入を捨てて、新たに一仕事をしようというのも、普通はかったるい。
例えば40代から外国移住しようというなら、仕事は活用できても言語の習得は大変。
仕事ではなくとも、趣味でも新たなものに挑戦するのは、まあ、ストレスがある。
来世でも、前世でもなく、この体で、人間関係でなにか出来ることを探すのは、クイズのようである。
税務、介護、ピアノ、料理、音楽、芸術、文学に英会話。
日曜大工や裁縫、舞踊やフラメンコ。
登山、自転車、ボランティア。
こんな言葉で括れなくとも、何かやりたいことはあるのではないか?
大きな公園の湖のボート乗り場で、「はい、次のお客さん」などと言いながら、鉤で白いボートを引き寄せる。
オールを整える。
腕は焼けて黒い。
天職というほどでもないけれど、そんな人生もあるのかもしれない。
◎ノノ◎。
(・●・)
「また、お会いしましょ」 2007年8月26日更新