アーサおじさんのデジタルエッセイ289
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「紅茶にしますか、コーヒーにしますか?」
		
「ホットですか、アイスですか」
		
「では、砂糖は、ミルクは?」
		
「いつ、出かけますか?」
		
「お昼はどうしますか、和食、イタリアン、それとも?」
		
「あの店、この店?」
		
「あの席、それとも窓際?」
		
「お支払いは現金ですか?」
		
「はい、ティッシュをどうぞ」
		
「彼女と結婚しますか?」。
		
一体、一日にいくつの質問に答えているだろう。
		
それらに答えなければ生活は前へいかない。
		
限りないアミダくじの連続で一日は進む。
		
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 ある学者が「無限に続く質問に答え続けることが人生」と言ったはずだ。
		
人生は確かに刻まれている。
		
これらの小さな質問に答え続ける行為が「生きる」ということでもある。
		
特に都市生活ではそうである。
		
だが、もっと重要なのは、当然その答えがどっちを向いているかだろう。
		
自分が持っている意志が実現されていく過程につながっているかどうか、が大きな事である。
		
 もう一つ、意志を表すこと、とするのもいいし、表さないこととすることもありうる。
		
なぜなら、生命が一途に求めているならば、決して選択を間違わないということである。
		
考えることによる意志よりも、正確に人を導くこともあるだろう、ということ。
			
			
		
「また、お会いしましょ」 2005年11月20日更新