アーサおじさんのデジタルエッセイ253
日本鑑定トップ | デジタルエッセイ目次 | 前に戻る | 次へ進むインドネシアの男性が15日間ものあいだインド洋を漂流していて、奇跡的に救助された。
昨年の大津波で流されていたのだ。
浮いている流木を使っていかだを作り、流れるココナツを食べて生きていたのだそうだ。
思えば、たくさんの人が流された。
今でも漂流している可能性はあるかも知れない。
完全に救助できたら大変な人数になるだろう。
そしてそれ以上の膨大な土砂や人工物や沿岸の自然が海に流れ込んでいるわけだ。
今後何年経ってからも、その漂流物が沿岸に流れ着くことだろう。
海賊情報センターの発表(クアラルンプール05・2・7)では、インド洋沿岸の大津波以来、マラッカ海峡に出没していた海賊がぴたりとやんだ。
津波で海賊は死亡したり、船や武器を失ったためだという。
「良かったね」という言葉を思わず呑み込み、海で「仕事」をせざるを得ない彼らにも、気の毒だという気持ちが起きる。
「また、お会いしましょ」 2005年3月6日更新