アーサおじさんのデジタルエッセイ248
日本鑑定トップ | デジタルエッセイ目次 | 前に戻る | 次へ進む食べるのが早い人がいる。
		
サラリーマンには多い。
		
がつがつ食べて、あっと言う間に食事が終わる。
		
夜の会食だとすさまじい。
		
前菜だって、アワビだって、刺身だってもしゃもしゃと口に入れ、「(全体として)うまかったー!」、と言う。
		
うーん。
		
それはそれで問題はないんだろうけれど、何か引っかっかる。
		
そういえば、辛し明太子をヒューッ、ヒューと飲み込む人がいた。
		
噛んじゃあ旨くないという。あっと言う間に数千円分。
		
しかも安いものは旨くないと言う。
		
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私は食べるのが遅い。
		
その分ゆっくり味わうのは得意かもしれない。
		
だんだん薄味が好きになるし、野菜、惣菜が好きになる。
		
小食でもやっていける。
		
強い味覚の食品は毎日は取らない。
		
これは胃腸が弱ってきたという証拠かもしれない。
		
確かに胃腸の強い人は長生きするようだ。
		
体も大きい。
		
わたしはそういう人がうらやましい。
		
馬鹿騒ぎの饗宴で人生を楽しめるのもよい。
		
辛し明太子を飲み込んだり、「(全体として)うまかったー!」と涎をこぼしたりしたい。
		
ついでにフトコロも丈夫だといいが。
		
そうでなければ、わかめの味噌汁の出しの味わいが身に滲みるのも嬉しいということだ。
			
		
         「また、お会いしましょ」 2005年1月30日更新