アーサおじさんのデジタルエッセイ236

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第236話 イが痛い


気分がすぐれないのは、お天気のせいか?もう覚えてはいない今朝がた見た夢のせいか。

今日はあんまり仕事をしたくない。

そんな時には、むかしやってしまった借金のようなものを思い出してしまった感じが消えない。

わずかとはいえ、心の奥に残してしまった澱が騒いでいるのだろうか。

それは何だ?分からないままに引き受けて午前中を過ごすのは苦痛である。

ちいさな子供の頃に仲間といたずらをする事に執着したのを思い出す。

ささやかなものもあれば大人の生活を脅かすものもあった。

ああ時々、ぞっとする。訳も分からずあんなことをした。

今から謝ろうとしても出来ないことが多い。もしかしたら、まだ間に合うものもあるのかも知れない。

いつかその遠い土地に行くことがあれば、処置したほうがいいのか。

深くお礼を言わねばならない人もいる。

幼い私を支えてくれた。

いつか見たブルース・ウイルスの映画のように、小さな自分の間違いを正すために、熟年の大人になった自分が時間を戻って過去に登場する。

これは事実なのだ。

頭の中ではタイムマシンが有効に働いている。

ああ、時間がない。

今なら間に合うかもしれないのに。

小さな自分を助けに行かねばならないのに。



             ◎ノノ◎   
             (;●;)。

         「また、お会いしましょ」 2004年11月1日更新


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