温泉日記6 法師温泉 長寿館 平成12年12月16日更新
群馬県法師(ほうし)温泉・長寿館(ちょうじゅかん)(平成12年7月4日)
女湯は、大浴場に比べてあまりにも小さい | |||||
法師温泉、混浴大浴場 明治時代の鹿鳴館風の内風呂 |
宿は谷間の一軒宿。江戸時代の旅籠を思わせる風情ある建物である。本館の玄関には「御入浴客御定宿」と書かれた古い看板がかかげられており、いっそう歴史を感じさせる。本館と別館(法隆殿)は空中廊下でつながっており、最近ではなかなかみられない風景である。
風呂は内湯(混浴大浴場)と女湯であるが、なんといっても大浴場の、その広さに圧倒される。四つの湯船をおのおの丸太を渡して仕切り全部で八つの湯船になっている。百人は十分に入浴できる。
湯船の底に玉石が敷かれており、その間からぶくぶくと源泉が沸きだしてくる。温度は43度、まさに適温。無色透明、湯量は十分。泉質はカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉。
関越道月夜野インターチェンジを出て、R17を湯宿温泉、猿ヶ京温泉を通過し、まもなく左手に法師温泉入り口の看板がある。左折し県道に入り約5km程で法師温泉に着く。都心から2時間内外。
なお、帰りに工事車両が行き来していたので宿の人に尋ねたら、現在露天風呂工事中とのこと。入浴客が急増すると、雰囲気が変わるのでちょっと心配ですね。
温泉作家 簾田彰夫(★★★)