温泉日記5 鳩ノ湯温泉 三鳩楼 平成12年12月16日更新

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群馬県鳩ノ湯(はとのゆ)温泉・三鳩楼(さんきゅうろう)(平成12年6月25日)

信州への裏街道、湯治場の風情を残す一軒宿
総檜の内風呂で昔ながらの風情を残す

 浅間隠(あさまかくし)温泉郷には鳩ノ湯温泉と温川(ぬるかわ)温泉の二軒がある。奥上州の秘湯といわれている。途中、忠治見返りの松や大戸の関所跡、そして街道の傍らに馬頭観音や庚申塚がひんぱんにあらわれるように、江戸時代の温泉行の雰囲気。

 ロビーからかなりの距離をギシギシと下り、内風呂に至る。
湯船には湯が冷めないように板(湯蓋)が十数枚敷いてある。壁には昔ながらの効能書。泉質は炭酸含有塩類泉、42度。通常は若干の白い濁りがあるが、天候の変わりわり目には透明に近くなる。

内風呂は男女各1、広さは普通、湯量はやや少ない。露天風呂は狭く付け足し。高台にあり眼下に温川の渓流を望める。

簾田彰夫(★★)


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