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温泉日記25 岳温泉泉 花かんざし その1 平成13年1月1日更新福島県二本松市 岳温泉 花かんざし
温泉物語シリーズ「温泉日記」は、昨年の6月中旬からスタートし、半年で24話まできました。今年は50湯を目標に、いい湯廻りを始めますので、ご期待ください。
21世紀最初の温泉日記第25話は、福島県二本松市の岳(だけ)温泉。もちろん、「いい湯鑑定団」とっておきのいい湯から始めることにしましょう。
岳温泉をご存じですか? 昭和30年に国民保養温泉にされた湯で、温泉好きには根強い人気の温泉街(まち)です。そういえば昭和57年にニコニコ共和国として独立宣言により建国し、温泉街の入口に国会議事堂(観光協会)があります。パスポート(名所巡り)、ニコニコ通貨(金票)を発行し時差が日本国と1時間?で話題になったこと、憶えています? 今でも町会議事堂?はあります。
岳温泉の源泉は安達太良(あだたら)山連峰の鉄山から湧出し、朝日温泉といわれた古湯、1824(文政7)年に鉄山崩壊で流失、その後、「十文字嶽」に引湯し再建した湯小屋が賑わった。明治初年の戊辰戦争の戦火で荒廃、復興したがやがて大火、明治39年に四度目の再建、これが今日の岳温泉です。
標高600mの高原にあり子供の健康にとても良い湯で、大人の健康にも、すぐれた効果があります。歓楽的ムードはなく、清楚な雰囲気でおすすめの温泉街です。
さて、とっておきのいい湯へどうぞ!
温泉日記25話「岳温泉」は18軒の小さな温泉街その中でも、新世紀にふさわしい大正ロマンの時代にタイムスリップしたような、すてきな湯宿「花かんざし」へご招待しましょう。
内湯は、広く湯船の中の湯は掛け流しでとてもきれい
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和室15室。内湯男女各1、露天風呂男女各1、岳温泉でも小さな温泉宿ですが、建物は古いのですが、館内はスリッパ不要、畳敷きの廊下でとてもきれいな宿です。館内をスリッパなしで歩ける湯宿はめったにないので、チェックインした時から開放的で、新鮮な気持ちになります。
「花かんざし」は玄関に置かれた人力車、アンティークな室内装飾の館内、館内全体に大正ロマンの雰囲気が漂う新世紀にふさわしい湯宿です。
内風呂は普通の広さですが、浴室内はとても清潔。湯船の中もきれいな湯です。
露天風呂では樽酒が振る舞われています。うまい酒です!
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続いて露天風呂を詳しく解説しましょう。