栃木県日光湯元(にっこうゆもと)温泉 日光山(にっこうざん)温泉寺(おんせんじ) 平成12年9月3日
左が庫裡、右が本堂。本堂には薬師如来が祀られている。
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湯元温泉は788年(延暦7年)に、勝道(しょうどう)上人が当地に湧出している温泉を発見し「薬師湯」と名づけたことに始まる。又慈覚(じかく)大師によって功徳力のある療養、延年の名湯として世に広められ、江戸時代には入湯者に対する錠も定められ輪王寺(日光山)の支配下に置かれていた。
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湯元源泉地 あたり一面に湯が噴き出している |
今回入湯の日光山温泉寺(輪王寺別院)は「温泉のあるお寺」として有名で、湯元源泉地に隣接した絶好の場所にある。
本尊は薬師如来。湯は名湯「薬師湯」。含硫黄ーカルシウム・ナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉。乳白色、強い硫化水素臭を有し、いかにも薬効がありそう。温度は69.8度、水で冷まさないと入れない。
湯船は5人も入ればいっぱいの小ささ。しかし湯量は豊富で流しっぱなし。湯元源泉地や湯の平湿原への散歩のついでに入湯する客が多いようである。
温泉寺の温泉に入り、温泉寺で健康祈願、これ一石二鳥。
栃木県日光市湯元温泉 TEL 0288-55-0013 入浴のみ:500円AM10:00〜PM3:00 (法要のある時期は入浴不可)
交通:東武・JR日光駅→[東武バス]湯元温泉終点→徒歩3分温泉寺
車:日光宇都宮道路清滝IC→R120で27km又は関越自動車道沼田IC→R120 椎坂峠→片品村→丸沼高原→金精峠→湯元温泉
温泉作家 簾田彰夫(みすだあきお)(★)