アーサーおじさんのデジタルエッセイ378
日本鑑定トップ | デジタルエッセイ目次 | 前に戻る | 次へ進む 家畜の飼料が値上がりして困るらしい。
養鶏場のニワトリ君たちは、おおくの場合、細い隙間から首を出して、その下のベルトコンベアーに流れる餌を一生懸命食べている。
ここでは、ニワトリ君のミッションは「食べて肥る」ことである。
動物に食べさせるためには、その餌が刺激的でなければならないが、餌を「動かす」ことで注目と食欲を触発させるのは間違いない。
そういえばカエル君は静止したものは見えないそうである。
動体視力のみが発達している。
動くものならなんでも意識し、捕食する。
これは小猫でも同じ。
動かすだけで、彼らは興奮し、飛び付く。
テレビの中であるが、先ほどのニワトリ君を眺めていると何かを思い浮かべる。
それは回転寿司のカウンターの光景である。
共通だと思ったのは、食べ物が流れているということだけではない。
動体視力の話である。
人もニワトリも、動体視力が働いて、動くものを捕食するのである。
寿司が回るのは客の手間を省くためではない。
より食べさせることが意味を持つのである。
我々はちょっと操られているかも知れない。
◎ノノ◎。
(・●・)
「また、お会いしましょ」 2007年9月23日更新