温泉物語  中房温泉 その4
                                平成12年12月4日更新
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夕食
苦労のあとは伺えるが味に一工夫欲しい料理、でも、湯は抜群。

 中房温泉のある穂高町一帯は「安曇野」と呼ばれ日本の原風景があるところといわれており、道辻や路傍には多くの道祖神が点在、特に仲睦まじい双体道祖神の姿には何故かほっとさられます。

 また、安曇野の清流(豊富な湧水)を利用したワサビ畑は有名で、観光名所にもなっている大王ワサビ農場にはその規模に圧倒されます。

 そばの栽培も盛んな所で「安曇野穂高温泉郷」や周辺別荘地区に数軒の手うちそばの店があり、そば通には、無視出来ない所。明るい開放的な雰囲気のそば処、時遊庵「あさかわ」(電話0263-83-3637)に寄ってみた。ウィークデイというのに駐車場は一杯。人気の秘密はなんだろうと興味津々。

 建物は一見そば処とは思えないレストラン風、しかしよく観察すると昔の平屋建て農家の台所や庭をモチーフに現代風にアレンジ、庭は「農家の庭」と銘打ち、自由に散策出来ます。さりげなく置かれた荷車には「おばあちゃんの手作り野菜」(どれも100円)混雑事でも空き待ちの時問が苦にならない様、工夫されています。そばは、ていねいに作られた手打ちで器もっています。

 ほかに「天満沢」(電話0263-83-2952)、「あすみ」(電話0263-83-6855)など雰囲気のある店が多く楽しめます。

 アクセスは東京からは中央本線経由の特急「あずさ」が直通で、中京地区からは中央本線経由の特急「しなの」が運行されています。いずれもJR大糸線穂高駅が玄関口となっています。

 穂高駅から中房温泉までの交通機関は現在乗り合いバスが運行されおり、26人乗りのバスで満員になり次第すぐ増発できる体制。タクシー利用も多い。
 車(マイカ-)では長野自動車道豊科ICからR147、県道経由で約30km、約45分

中房温泉地図

 一生に一度は泊まりたい温泉の雰囲気が少しでも伝わったでしょうか。秘湯で人気があるところは、やはり湯量が多く、湯船に滔々と湯があふれている温泉です。湧出量は毎分千数百リットルといわれている。

〒399-8306 長野県南安曇郡穂高町有明中房  
「中房温泉」 電話 0263-35-970

では、次回の温泉物語をお楽しみに!

(平成12年9月24日作成:温泉作家簾田彰夫、中舘克己、:配置図はオリジナル、地図はMapioProを加工、なお、写真の一部は社団法人日本温泉協会の「温泉」9月号を利用させていただきました。)


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